気候変動やウニの繁茂などで…生育バランスが崩れつつあるコンブ。だからみんなで学び、食べて…コンブのことを支えよう!
一般社団法人 海藻文化振興会は、海藻に対する学びを深め、未来の海を創造する人材の育成に向けて「はこだて海藻アカデミー」プログラムを連続的に開催しています。この取り組みの一環として2025年11月9日(土)に、今年第2回目となる「昆布の危機を救え!プロジェクト」を開催しました。このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
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海と日本PROJECT「第2回 昆布の危機を救え!プロジェクト」開催概要
・日程/2025年11月9日(土) 9:30~12:30
※今回は第2回目。3月末までに計4回のプログラムを連続開催します(途中からの参加も可能です)
・開催場所/北海道函館市弁天町 北海道マリンイノベーション㈱
・参加人数/小中高生および保護者 10名その他関係者・報道機関含め 計17名
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【講演「コンブのライフサイクルと養殖~コンブ資源の再生と発展~」】
一般社団法人海藻文化振興会 代表理事、北海道⼤学名誉教授 安井 肇先生
安井先生からは、海藻の優れた効能などを詳しく丁寧に教えていただきました。近年、気候変動の影響やウニの異常発生による磯焼けが問題となっている中、ウニの適正管理の必要性や天然昆布の資源再生への取り組み、ガゴメコンブの種苗開発と資源増幅への取り組みなどに関する最先端のお話をいただいたことで、参加者は「海の宝」マコンブやガゴメコンブの価値を知り、その大切さを実感されたものと思われます。
【動画放映「種苗センターについて~コンブの母藻に触れる〜」】
コンブ養殖の基礎をなすコンブの「種づくり」に関する理解促進を図るため、皆で種苗センターの見学を予定していたのですが、種苗センターはどこも土日はお休みなのでありまして…。そこで平日に種苗センターの取材を敢行し、コンブ種苗づくりの一連の流れを「動画」に収め、映像を編集しナレーションも付けて参加者の皆さんにご覧いただきました。目には見えないコンブの胞子が採苗器で培養され、その後急激に種苗へと成長してゆく状況が、動画でわかりやすく伝わったものと思われます。なお、コンブを触ってもらおうと冷凍保存していた母藻を参加者の皆さんの前で広げてみたのですが…すさまじい量のネバネバ成分が切り口から湧き出てきて。これは希望者のみ軽く触れるだけにとどめました。
【スマートコンブで板海苔を作る】
最近、コンビニでも海苔のないおにぎりが増えてきましたが、これは海苔の生産量が近年激減し、価格上昇していることなどが関係しているものと思われます。そこで今回は、コンブの生産過程で発生する「間引きコンブ(※太いコンブを生産するため途中で間引かれたコンブ)」に着目、これを加工してヨウ素を除去したものを「スマートコンブ」と命名し、海苔の代替品として活用する実験を試みました。
水戻ししたスマートコンブに水を加え、ミキサーをかけて細かく裁断し、それを海苔巻き作りのときに使う「巻き簾(まきす)」に乗せて、正方形に広げて乾燥器に入れ、昆布シートを作る。参加者の皆さんはこの作業を、本当に真剣な面持ちで取り組まれていました(※今回製造した海苔は、十分な乾燥を経た後、皆さんに届けられます)。
【まとめ(アンケート調査を実施)】
今回も、プログラムへの参加を通じて、参加者の皆さんはさまざまな「気づき」があったようです。以下のとおり今回の参加者アンケートの一部を記載します。
また、イベント終了後には、今回初参加の高校生2人が、安井先生に直接自分達の考えている昆布に関する企画内容について長時間に亘り相談する姿がありました。専門的なアドバイスを受け課題を解決できたのか?清々しい顔で帰路についたのは印象的でした。
Q:今日の感想やメッセージ、またやってみたいことなどを自由に書いてください。
A:実際に漁に出て、昆布を採ってみたい。廃棄される昆布で外に何が作れるか(再利用できるか)考え、提案したい
A:昆布シートの改善や完成後の活用をもっと考えたい
A:昆布についてもっと知りたいし、他の昆布の種類も知りたいです。すごく海苔をつくるのも楽しかっ
たです(ありがとうございました)
A:昆布海苔づくりを、またやってみたい
A:昆布の成分の個体差、種類による差を知りたい。昆布は何を栄養として生きているのか?ワカメなどとどう成分が変わるのか?
A:昆布の育成には多くの条件を満たすことや、手間がかかっていることが分かったので、今後、生活の中でも意識したいと思った
A:昆布海苔づくりをもう1回やってみたい。専門家の方のお話も初めて聞くことばかりで興味深かった








