はこだて海藻アカデミー 海藻ピッチ体験 キックオフセミナー開催
一般社団法人 海藻文化振興会は、次世代を担う若者を対象に「はこだて海藻アカデミー海藻ピッチ体験・キックオフセミナー」を開催しました。より深い海藻の知識を求めるユース世代に学びの機会を提供し、支援する「海の人づくり」。ユース世代が地域課題に向き合う姿が世代を超えたメッセージとなり、未来の豊かなまちづくりの原動力になることを目的としています。全国から高校生チームにご参加いただき、チームの仲間と考え、伝え、挑戦し、発想力と伝える力を育てる実践プログラムします。フィールドワークや探究、発表を通して、新しい海藻の可能性に挑戦していきます。
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はこだて海藻アカデミー2026「海藻ピッチ体験・キックオフセミナー」
・日程/2026 年5月16日(土) 10:00〜12:00
・開催場所/函館市臨海研究所およびZOOMミーティング
・主催/一般社団法人 海藻文化振興会
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【海藻ピッチ体験キックオフセミナー 開催の挨拶】
開催にあたり、事務局の布村より開会の挨拶させていただきました。
「はこだて海藻アカデミーは、昨年より、多彩なイベントを通じて海藻の魅力を皆さまにお届けしてまいりました。海藻をより身近に感じていただくことを目指し、特に中高生の若い世代に海藻の多様な活用方法や環境保全への取り組みを知ってもらい、将来的には研究・開発・生産の分野に携わる人材の育成へとつなげたいと考えていきたい」と語られました。今回の海藻ピッチでは、函館、奥尻、松前、宇和島、壱岐と全国から5チーム参加。夢や情熱を自由に語っていただく場にして、地域ごとに抱える様々な課題を、海藻の力でどう解決できるかを発想豊かに発表していただくと説明いただきました。講演については、北海道文教大学の宮下和夫教授にご担当いただくことが紹介されました。宮下教授は、北海道大学水産学部名誉教授でもあり、海藻の機能性成分、とりわけ水溶性フコキサンチンの研究において世界的な第一人者。最後に、「海藻の未来をともに描き、地域の課題解決と持続可能な社会の実現に向けて、一緒に歩みを始めましょう」とエールが送られました。
【基調講演「世界が注目する海藻資源:その活用について」北海道文教大学 宮下和夫先生】
講演では、宮下先生自身が長年にわたり海藻に関心を持ち、その成分や機能、そして可能性について研究を重ねてこられ、その中で強く感じているのは、海藻には、まだ世の中に十分伝わっていない価値が数多く存在しているということでした。海藻は、単なる「食材」ではありません。環境、健康、文化、産業、そして未来社会に深く関わる、“海から生まれる資源”とのことでした。まずは、「海藻とは何か?」というところから、わかりやすくご説明いただきました。また、日本人と海藻文化についても「縄文・弥生・古墳時代の遺跡からは、アラメ、ホンダワラ、ヒジキ、ワカメなどが発見されており、当時から海藻が利用されていた」など、ご説明いただきました。さらに「海藻は、地球環境を支える存在、ブルーカーボンという可能性、世界が注目する海藻、日本各地の海藻食文化、海藻でメタン削減、バイオスティミュラントなど」についてもご紹介いただきました。加えて、「海藻の可能性を探求しながら、この豊かな海の資源を、次の世代へつないでいきたいと考えている」とのお話をいただきました。
【高校生ビジネスプラン・グランプリについて 日本政策金融公庫 南宗成さん】
高校生ビジネスプラン・グランプリについて、南宗成さんより説明がありました。高校生・高専生(1~3年生)を対象にしたビジネスプランを応募してもらう大会とのことで、「昨年は、北海道からも35校、280プランもの若きエネルギーあふれる提案が寄せられ、その中から“はこだて海藻アカデミー”所属の4チームが挑戦し、全国5640件の中から2件が見事、ベスト100(上位2%)に輝く快挙を成し遂げた」ことをご紹介いただきました。また、応募に関して「若者ならではの自由な発想と創造力を活かし、挑戦してほしい。日常の困りごとや社会課題に対して、暮らしや社会がより良い方向へ未来へとつながるビジネスアイデア、プランを出してほしいと思っています」とのお話をいただきました。
【海藻ピッチ体験 参加チーム紹介】
奥尻チームは、明上さん、後藤さんが、「食で昆布を盛り上げる」を旗印に結集。
今回は、漁業収入の減少に加え、観光資源の乏しさから観光客も減少傾向。全国的な物価高騰の影響もあり、お金のない高校生をはじめ多くの人が「手軽に安く食べられるものがほしい」などの思いと意欲が示されました。
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宇和島チームは、宇和島高校生物部海洋生態班のメンバー(宮本さん、新野さん、是澤さん、上甲さん、大館さん、山宮さん、阿部さん、舛森さん)が参加。
磯焼けや海藻の減少など宇和海の環境課題に取り組みたい思いがあります。漁業者への聞き取りや現地調査を通じて、マクサやヒジキ、アカモクなどの海藻の生育場所や季節を調査。海藻の役割を解明し、宇和海の環境保全と持続可能な漁業につなげる提案を地域や全国に発信したいと意欲が示されました。
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松前チームは、松前を代表する3大娘(石戸さん、青山さん、斉藤さん)が、松前三大ピチピチピッチを結成。
キラキラかわいい♡をテーマに「理想の食や美容に関わる新たなアイデアを追求したい」とのこと。昨年、カップ寿司や琥珀糖、桜ボンボン、昆布おにぎりなど地域の魅力を活かした商品を制作・販売したことも紹介いただきました。今年も、松前町の浜を探索して、頑張りたいと意欲が示されました。
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壱岐チームは、島育children(赤木さん、北村さん、木下さん)と、WいまにSEA(今西勇さん、今西礼さん)の2チーム参加。
長崎県玄界灘に浮かぶ人口約2万3千人の島で、海藻文化の豊かな地域にいながら発信の機会が少ない現状を受け、海藻と美容を結びつけたプロジェクトや、島ならではの視点で浜辺に漂う海藻を活用した食の代用品や調味料の商品開発に挑みたいと意欲が示されました。
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函館チームは、(成田さん、三浦結さん、三浦綾さん)が集結。
昆布生産日本一の函館は、天然昆布の減少や後継者不足、海水温上昇による磯焼けで生産量が30年で三分の一に減少するなど、色々な課題に直面しています。三浦結さんからは、「自分なりに考えて、意見を言いながら、みなさんの力を借りて、アイデアを出せたら」。三浦綾さんからは、「食べるだけじゃない、海藻の利用方法を、興味あるので知りたい」。成田さんからは、「こんぶに関わる人がハッピーな気持ちになれるよう、産業と自然どちらの発展も目指していきたい」と意欲が示されました。








